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1960年以降、人は豊かになるために、より幸せになるために、

それらゴールに到達するために、昼夜を問わず働き、沢山の物を持ち、地位や名声、富や高学歴を得ることに努力を惜しまず今も尚走り続けています。

 

その結果、確かに私たちは経済成長を達成し、物質的に豊かになり、欲しい物は何でも手に入れられる何不自由ない人生を送れるようになりました。

 

しかしながら、私たち日本人のどれくらいの人が心から「私は幸せです。」と言えるのでしょうか?幸せだと感じながら日々を生きている人々がどれほどいるのでしょうか?

 

アメリカの大学で心理学研究チームが行った「主観的 幸福度 世界ランキング」で、日本は46位(158カ国中)。これは何を伝えているのでしょうか?

 

私たち日本人は豊かになるために、幸せになるために、これほど一生懸命に働いてきたのに、多くの人々がそう感じてはいないというのが現状です。

 

この状況を、私は物質社会の臨界点に来ているのだと捉えています。

 

これからの時代は、外的要因だけで幸福度を高めていくのではなく、自分の内側、即ち本質的な思いにフォーカスしながら、人生を豊かにより幸せを感じる在り方や生き方を見つけていくことが、主流になってゆくと思います。

 

現に、アメリカでは「幸福度」についての研究が進んでいます。

「幸せ」は、何かを得た先にあるのではなく、「今ここ」に、「今、この瞬間」に在ることを知る、それが幸福度を高めるキーワードとして、アメリカの心理学の様々な分野で研究され始めています。

 

その幸福度を向上させる「今ここ」「今、この瞬間」に意識を向けることのできる心を耕してゆくのが、今世界から注目を浴びている“マインドフルネス”です。

 

私たちひとり一人が幸せであることが周りを幸せにし、日々の仕事や人間関係、プライベートにおける自身の可能性を発揮し、人生に溢れる豊かさを味わいながら生きる喜びを得られるのだと思います。

 

「人の幸福感は私たち自身に内在する」私はこの言葉に共感を覚えました。

マインドフルネスは、まさにそれを内側から育んでいくということを、経験からも学んできました。

今までのように外的な要因に頼るだけでなく、内側にいつも在る幸福感に氣づき、育くみ、目覚めさせていくことで、今までより充実した人生を送ることができるようになったと私自身、感じています。

 

私のこれまでの体験や経験をお伝えしながら、多くの方たちと共に、マインドフルネスへの学びを深めることで、私たち自身のさらなる成長や可能性を広げ、いつしか世界をも変えてゆくのではないかと信じています。

 

私たちがお伝えしたいと考えているマインドフルネスは、とてもシンプルなプラクティスから始まります。

 

一日のうちでほんの少しの時間、意識して行うことで、呼吸、身体そして心を整えてゆきます。一時的な何か解決をもたらすテクニックをお伝えするものではありません。

 

マインドフルネスの心を耕すための日々の小さな実践が、私たちが想像する以上に素晴らしい変化を自らにもたらしてくれるのです。

 

私たちと共に、呼吸、身体、心の調和を思い出しながら、より人生の幸福度を高めていきませんか。

 

 

                          山崎 惠美子

 

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